在宅もの書きさん向け執筆チェア オカムラ「ノーム」レビュー

在宅ワーカーが椅子にこだわる話

皆さんは自宅で作業するときにどんな椅子を使われていますか?
僕は在宅ライターなので、椅子にはちょっとこだわりがあります。
よく作家やライター、脚本家など、自宅で仕事をする方は、仕事をはじめる前に「椅子を選ぶ」話を聞いたことはないでしょうか。
文章を書いたり、本を読んだり、じっくりと腰を据えて作業するときに「椅子」は最初に選ぶ「仕事道具」になるかもしれません。
今回は、オカムラ(岡村製作所)のnorm(ノーム)というオフィスチェアのレビューをお届けします。
もの書き用の椅子を探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
在宅作業のもの書きさんはオフィスチェアが◎

去年に引っ越しをしたときに、身の回りの「執筆用品」を新調することにしました。
ライティングやブログ記事の執筆、趣味の創作活動を行うと、机の前に座る時間が長くなったりしますよね。
簡易テーブルとセットになった安価なチェアも売られていますが、30分~1時間以上の作業では、座り心地が気になったり、腰痛のリスクもあるかもしれません。
とくに「作業用の椅子」は、もの書きにとっては「商売道具」です。
自宅で作業する予定がある方は、しっかりとしたオフィスチェアを使うのがおすすめ。
僕はオカムラ(岡村製作所)さんから出ているオフィスチェアを愛用しています。
引っ越し前は「ビラージュ」というエントリーモデルのチェアを使っていました。
2万円以内のエントリーモデルでありながら、抜群の安定感があり、5年ほど使用しても椅子のへたりはほとんど見られません。
作業中に不具合を感じたこともなく、「3~4時間」以上の作業にも耐えうる、信頼感のある国内オフィスチェアメーカーです。
なので、新調してもオカムラさんの椅子を使おうと思っていました。
オカムラの「ノーム(norm)」を選んだ理由

オカムラの「ノーム」を選んだ理由としては、
①チェアとしてのコストパフォーマンスが高い
②オフィスカジュアルで部屋になじみやすい
③国内の大手オフィス家具メーカーの信頼感
④作業時の安定感
の4点です。
①チェアとしてのコストパフォーマンスが高い

有名な作家さんや漫画家さんが使われている椅子として「アーロンチェア」や「ハーマンミラー」などがあります。
しかし、中古でも五万〜十数万円など、とても在宅ワーク用としては手が届かないお値段であったりします。
かといって、あまりに安い折りたたみ用の椅子を使うと「作業の集中力」が続かなかったり、長時間の使用でストレスが出てしまいます。
そういうときに信頼できる国内メーカーのオフィスチェアを選ぶのがおすすめで、とくにオカムラの椅子はコストパフォーマンスが高いと言えます。
「ノーム」は、エントリーモデルよりワンランク上のモデルになります。
主に座面に使用されている素材(ファブリック)や、デザインなどが大きく異なります。
ノーム(norm)はもともと、自宅で仕事をする方に向けて設計されたワークチェアなので、在宅でお仕事をする方にとくにおすすめのモデル。
コンパクト設計なので、ワンルームなど、作業空間を広く取れない場合でも、ぴったり収まる作業用チェアになります。
②オフィスカジュアルでお部屋にもなじみやすい

一般にオフィスチェアというとどうしても堅いイメージがあったり、お部屋のインテリアとなじまないのでは? と思われがちですが、
最近のオフィスチェアは「オフィスカジュアル」のモデルがあり、在宅の作業用モデルが見つかりやすい傾向にあります。
オカムラの「ノーム」は、オフィスチェアにありがちな堅さはなく、角張ったところもないので、どんなお部屋でも合わせやすい、シンプルなデザインです。
エントリーモデルの「ビラージュ」との違いは、背面のハイバックが全面で覆われる形に変更になり、よりカジュアルなチェアの見た目になっています。
「ちょっとお洒落な椅子を使いたい」
「でも、機能面でゆずりたくない」
そんな方に、オカムラの「ノーム」がぴったりかなと思います。
カラーは、6色展開で、
①ライトグレー
②レッド
③ブルー
④ダークグレー
⑤ベージュ
⑥ブラウン
の種類があります。
とくにライトグレーは、製品ページでもトップ写真として使われていて、落ちついたシックなカラーリング。
女性に好まれやすいレッド、ベージュ、ブラウンなどのカラーリングもあり、色の選択肢が多いのも魅力です。
僕は、ラグとカーテンとチェアの色をグレーで統一していて、ワンルームの作業部屋が落ちついた作業部屋の雰囲気になるので、購入してよかったなと思います。
部屋に置いていても違和感のないオフィスチェアをお探しの方に、おすすめする一脚です。
③国内大手メーカーのオフィスチェアの信頼感

国内での大手オフィスチェアの三大メーカーとして、
①オカムラ(岡村製作所)
②コクヨ
③イトーキ
が挙げられます。
実際にレビューなどを見ていると、

会社のオフィスでオカムラのチェアを使っていたので、購入しました。
という方も少なくありません。
会社のオフィスチェアと同等の感覚で使えるので、使い勝手もよく、在宅ワークなども捗りやすい製品と言えるでしょう。
海外メーカー製品では「ゲーミングチェア」が有名ですが、ワンルームなどを書斎として使うには机と雰囲気が合わず、不向きな場合もあります。
その点、国内の在宅ワーカーの事情をよく掴んで、設計しているチェアメーカーに軍配が上がるでしょう。
メーカー公式サイトにも、
「リビング空間を圧迫しないコンパクト設計ながら、しっかりとした実用性と座り心地」
「ホームで仕事や勉強する人に最適なワークチェアです」
とうたわれており、在宅で作業される方の事情をよく汲みとって作られた製品です。
④作業時の安定感

僕は普段は在宅のライターとして、自宅で作業しています。
ライティングのお仕事として作業する時間は1日に約「5時間」程度。
そのあと、買い出しや外で作業を済ませて、ふたたび自宅にてブログ記事の作成や、趣味の創作活動に「1~2時間」程度、作業します。
平日の机での作業時間は、約「6~7」時間ほどで、1日の3分の1は椅子に座って作業をしています。
僕にとっては寝具と同じくらい、椅子は重要なアイテムで、自宅での作業が長ければ長いほど、いい椅子を選んだ方がよいと思います。
結果的に、腰痛のリスクを少しでも減らしたり、作業に集中できることで効率アップが見込めます。
自宅はワンルームの作業部屋ですが、部屋に置くことができる限られた家具のなかで、一番お金を掛けたのが椅子でした。
自己投資と思って、椅子を新調する際には、ぜひオカムラさんの「ノーム」を検討してみてください。
「ノーム」を買ってよかったポイント

ノームを買ってよかったポイントをいくつか挙げるなら、
①デザインにミニマルな美しさがある
②ラグを併用すると賃貸の床にも傷が付かない
③椅子側の高さをスムースに調整できる
この3つが個人的には刺さったポイントです。
①デザインにミニマルな美しさがある

「ノーム」に惹かれた点としてはデザインの面も大きかったと思います。
ハイバック(背もたれ)の反り具合がアーチ状になっていて、インテリアとしてもちょっとお洒落に感じました。
以前、使っていた「ビラージュ」も機能面では十分なのですが、せっかくのアパート暮らしで、見た目にもちょっとこだわりたくなって、「ノーム」を選びました。
「ビラージュ」のときは「背もたれ」と「座面」のあいだに隙間の空間があり、背面のパイプが見えてしまうことで、オフィス寄りのイメージがあります。
「ノーム」は背中を全面に覆うハイバックになっていて、サイズ感も大きすぎず、一人暮らしの部屋で使うにはちょうどいいものでした。
余分なところを削ぎ落としたデザインで、とくにミニマル志向の方に合うかなと思います。
②ラグ併用で賃貸の床に傷が付かない

アパートや賃貸で暮らしている方にとっては、床を傷付けないかも気になるポイントだと思います。
ノームのキャスターは、五本脚のタイプで荷重を適度に分散させてくれるので、かなり傷を付けにくい方だと思います。
直置きの使用では、さすがに使用者の重みにより凹みができてしまいますが、市販されている1枚もののラグを敷くだけで、いまのところ賃貸の床に凹みはありません。
使っているラグも、量販店のイオンなどで販売されている普通のラグなので、特別な対策をしなくともいい点がかなりラクでした。
四つ足のパイプ椅子などでは、どうしても床の凹みが出やすいので、床を傷付けずに使いたい事情がある場合、ノームとラグを組み合わせて使うのがおすすめです。
③椅子側の高さをスムースに調整できる

オフィスチェアには標準装備の「高さ調整」機能もスムースに感じました。
オフィスチェアにありがちな「高さ調整」によるきしみ音や、使用中に深く座り込んだときに音が鳴ることも、ほぼ抑えられていると思います。
賃貸住宅などではとくに静音性が求められる場面もありますが、安定した使用感で不具合の少ない椅子です。
オカムラの「ノーム」はどんな人におすすめ?

総評として、オカムラの「ノーム」の椅子をおすすめするのは、
・在宅のお仕事をしていて、自宅で長時間作業する方
・ワンルームの書斎など、コンパクトで機能的な椅子を探している方
・ハイエンドの椅子ではなく、コストパフォーマンスを求める方
・オフィスチェアを自宅でおしゃれに使いたい方
・ミニマル志向の方
にオカムラさんの「ノーム」をおすすめしたいと思います。
これから新生活をはじめる方や、椅子を新調する際は、ぜひオカムラ「ノーム」をチェックしてみてくださいね。
それでは、よい「もの書き暮らし」を。
kazuma