「ポメラ日記19日目(近況、文豪ガチャ、気になるポメラケース)」
最近の近況報告
こんにちは、もの書きのkazumaです。最近はブログの更新もご無沙汰になっていた。この二週間は身内の葬儀があったり、体調を崩したりで、細々とした用事がなかなか片付けられず、今日になってようやくまとまった時間が取れたので記事を書くことにした。
ポメラ日記も今日で19回目(note出張編を含むと20回目)の更新になる。最近のトピックスとしてはカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読み終えたり、バルガス=リョサの「若い小説家に宛てた手紙」を読了したりした。
葬儀がはじまる前までは原稿に取り組んでいた。短編小説としては八作目に当たる。このバタバタしていた期間で、noteに置いていた『君は花束を忘れた』の作品にいいねを付けてくださった方がいた。もの書きとしては自分が書いたものを読んで貰って、反応を貰えることが嬉しい。お金にはならなくてもそれが一番の励みになっている。
バルガス=リョサの「若い小説家に宛てた手紙」を読んだ話
バルガス=リョサの「若い小説家に宛てた手紙」は、作家を志すなら一度は読んでおきたい本だ。僕はお世話になっていた古本屋さんにおすすめして貰った本をずっと手元に置いていた。その時はすぐに読まなかったんだけど、なぜかいまになって手に取って読んだ。物事にはタイミングというものがあるのだろう。この間、ブックオフで見かけてもう一冊購入した。ブックオフで買った方のものは一馬書房に並べようと思っている。
一晩かけて読んだ。もっと早くに読んでいればよかったと思う一方で、書きはじめた頃では書かれてあることの意味が少しも掴めなかったと思う。これを読んで小説が書けるようになるわけではない。でも書くことの不思議さ、小説が生まれてくるからくりの一部が解き明かされているように感じた。 pic.twitter.com/sFZNjbgRf9
— kazumawords. (@kazumawords) October 18, 2022
「若い小説家に宛てた手紙」の冒頭には、作家を目指そうとするひとの心構えのようなものがまとめられている。もっと昔に読んでおけばよかったなと思う。二十いくつの頃には、僕はいつか作家になって周囲を見返してやろうと思っていた。何かひとつ小説をものにして、それで文学賞でも取ればどうにかなると思っていたのだ。
この本の最初にはそんな浅はかなことなんて考えないように、ちゃんとこてんぱんにしてくれる。書くことの報いは、書くことそのもののなかにある。そうでなければ、どうして生涯の終わりまで書き続けることができるだろう。
詩や音楽などと違って、小説には早熟の天才など存在しないこと、気が遠くなるほどの時間を掛けてようやくひとつの小説が生まれるのだということが書かれてあった。
世間には若い内から華々しくデビューして書いていく作家がいるけれど、そういう書き手が書いているものがほんとうに新しいものなのか、本が出たあとも残っていくようなものなのか、僕には分からない。
書いている人にだってそのときは分からないだろう。作品が世に出るかどうかとは無関係に、僕は六畳一間の机と椅子に座って、書き続けるほかない。それが僕の引き受けた人生だったから。
文豪ガチャを引きました、文豪ポーチコレクション〜夏目漱石編〜
閑話休題。そう言えば、この間、文豪ガチャなるものを見つけた。正確に言うと文豪ポーチのガチャガチャ(トイカプセル)だ。
週末に知り合いと一緒にショッピングモールを歩いていると、「ガチャガチャの森」というスペースを見つけた。僕はガチャガチャは小さな頃にやったくらいで、もう十年以上はやっていなかったと思う。約400台くらいが設置されており、2ブース分のテナントがすべてガチャガチャで埋められているんだけど、知り合いはこれがやりたいと言って僕も一緒について行った。
最近のガチャガチャは結構クオリティが高くて、サンマルクカフェのガチャガチャとか、大人向きに作られているものも多い印象で驚いた。
— kazumawords. (@kazumawords) October 16, 2022
知り合いはゲームのキャラクターの方に食いついていて、僕がふと足下を見ると、なぜかそこには夏目漱石の顔があった。
ああ、僕は何かの見間違いでもしたのかと思ったけれど、やっぱりそこには夏目漱石の顔があった。どういうことだろうと思って近づいてみると、どうも角川から出ている古典文庫のシリーズの装丁をモチーフにしているらしい。角川の文庫と同じデザイン会社(株式会社かまわぬ)が手がけた文庫本ポーチのようだ。
これは面白いと思って、友人を呼んで二回ほど回した。出てきたのは「門」と「三四郎」だった。ポーチの中には抜粋文が載っていて、これがなかなか読ませるのだ。
ほんとは「明暗」なんかが欲しかったのでもう一回回しに行こうかしらと思っている。僕は海外文学の翻訳本ばかりを通ってきたので、角川の古典文庫で一から日本文学を読み直してもいいなと思っている。
気になっている姫路レザーのポメラカバー(ネイビー)
Twitterのタイムラインを眺めていると、あるポメラケースの画像が流れてきた。姫路レザーのスリーブケースタイプのカバーだ。
僕は色だとネイビーや紺が一番好きな色で、持っているものや着ている服まで大体が紺だ。紺色のものには目がないので、それが革カバーのポメラケースとあってはなおさらだ。
一目見てぴんときて、これだったら間違いないだろうと思った。僕が普段使っているケースは五年以上前に購入したもので、とくに大きな不満はないのだけど、唯一サイズ感だけがオーバー気味になるのが気になっていた。
ジャストサイズの設計でスリーブタイプなら取り回しもよくなるだろうと思って、このケースがずっと気になっている。Amazonのポイントも貯まっていたので、実はもう注文してしまった。届いたらレビュー記事でも書こうかなと思っているところ。
まとめ kazumawords.comのリンクページを作る予定です。
しばらく更新が空いたけれど、僕の方は相変わらずどうにかこうにかやっています。今度、僕のブログの方でリンクのページを作ろうかなと思っているので、何人かの方にはお声がけするかもしれません。
当ブログと相互リンクを張ってもいいよという方は名乗り出ていただければ、なるべく掲載します。
それではまた。
2022/11/02 21:15
kazuma