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「短編第五作『私たちはさよならと言った』が販売開始しました」

短編第五作「わたしたちはさよならと言った」noteで有料販売開始。

こんにちは、一馬です。年明け初の記事になりますね。どうもご無沙汰しておりました。水面下で動いていましたので、ブログ記事を書くのが遅くなりました。まずは嬉しいお知らせから。

僕の短編第五作にあたる『私たちはさよならと言った』がnoteにて販売を開始しました。

昨年から一年以上にわたって短編制作を続けてきたわけですが、今回の短編は同人アンソロジーにお声がけいただいた中で、制作した作品です。テーマは『悲劇』というお題だったので、あえてそういうものとはかけ離れて見える中学校の校舎を舞台に、1999年のノストラダムスの予言を背景に据えて作品をつくりました。僕の中ではようやっと『読める』作品に仕上がってきたんじゃないかなと思っています。有料記事ですが百円のワンコインで読めます。短編のガチャガチャだと思って一回読んでみてくださればありがたいです。冒頭は無料なのでお試しだけでもどうぞ。感想も募集中です。(ところで最近のガチャガチャ、カプセルトイって普通に三百円くらいしたりしますね)

同人アンソロジーへの参加

去年の年の瀬に、短編武者修行をした一年間の集大成として『4pieces.』を販売したのですが、売れ行きはやはり無名のもの書きということで、あまり芳しいものではなく、数名の方が買ってくださって、わずかに感想が寄せられて終わりました。もちろんそれだけの事実でも十分、僕にとっては嬉しいことなんですが。最初の三つの短編はnoteに挨拶がわりの名刺となる作品として掲載しておいたことで、鈴村智久(@sempreinparo01)さんが見つけてくださって、今回のアンソロジーに寄稿する形で加えていただけることになりました。noteの公募がたまたま同時期にあって、ちょっとした紆余曲折はありましたが、この短編の原稿を預けてきました。noteの僕のページで先行して有料販売されるほか、鈴村智久さんの同人アンソロジー『悲劇の美神』に掲載予定となっております。

お金よりも作品の感想をもらう方が嬉しい

前作の『アンブレラマンの孤独』は電子書籍『4pieces.』のみに収録される形だったので、まだあまり作品が読まれている印象はなく、僕のリアルの文芸仲間か、ごく少数のネット上の知人にのみ読まれている、という状況なので、さてどうしたもんかなと思っていました。

まだ無名の作家の短編作品集に三百五十円と読む時間を使っていられないということなんでしょう。今回の短編第五作も無料公開する手もあったのですが、有料販売のアンソロジーに掲載されるものを無料で公開するのは気が引けるので、読者にも手に届きやすい価格の百円で先行販売することにしました。noteにはサポートという投げ銭の機能があるんですが、僕は作品への感想をいただくことの方が嬉しかったりします。

この世にうまくなじめなかったひとに向けて書く

ネット上には有料から無料のものまで、テキストに限らず、音楽やゲーム、イラストなどほとんど飽和しているんじゃないかと思えるくらいのコンテンツが存在します。その中で自分の書いた文章を「読んで」もらうことって並大抵のことではないなと、いつも作品を発表するたびに思います。無名の僕が三ヶ月、四ヶ月とかけて作った作品よりも、有名人が一秒で呟いたことばの方がはるかに読まれる世界です。文章を書きはじめてまだ一ヶ月にも満たないひとの投稿が、何年もやってきた書き手の文章よりも、すぐにたくさんのいいねが付くのが現在のインターネットです。いいとかわるいとか、そういうことは別にして、そういう風に成り立っています。でも僕が欲しいのは、無数につけられたいいねの数でもなく、記事を読まれたインプレッションの数でもありません。グーグルが決めた検索順位だって本来どうでもよかったはずです。僕はそういう社会のものごとの仕組みにうまく組み込まれて「馴染んで」いく小説を書きたいのではなく、その範疇の外側にいる、現実では声をかけることもできないひとに、読んでもらえる小説が書きたいのです。そういうひとが読んでよかったって言ってもらえるものが書きたい。僕自身、このよくわからない社会やひとにうまく馴染めずに生きてきた人間だったので。そういう人間が書く本が世の中に一冊くらいあったっていいだろと思いながらいつも筆を執っています。

kazuma

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次回は小説の書き方の研究、タイトルの付け方【後編】を予定しています。

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POSTED COMMENT

  1. 鈴村智久 より:

    お久しぶりです。
    一馬さんのHPのエッセイには、それ自体で一冊の本になるくらいの想いが宿っていますね。
    最近の記事も、これから小説を書く人、書いている人の励みになるような気がしました。
    これからも変わらず応援しております。

    ちなみに、私もようやく企画用の原稿を終えました。

    • kazuma(管理人) より:

      鈴村さんへ

      こんにちは、kazumaです。コメントありがとうございます。

      アンソロジー原稿の編集、おつかれさまでした。
      原稿が出来上がったようで、よかったです。

      あの人数の原稿を編集するのはかなり大変な作業だったんじゃないかなと思います。

      Twitterなどで動向が追えてなくてすみません。
      原稿の執筆中だったので、しばらくネットやSNSから離れてひとりで活動してました。

      そろそろTwitterに戻ると思いますので、アンソロジーの宣伝などあれば、RTや記事の拡散に協力します。
      アンソロジーの完成後には、蔵書用として一部購入しようと思っております。

      出版の際にはブログかTwitter、メールなどでご一報くだされば幸いです。

      kazuma

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