ポメラ

「現役ポメラユーザーが答えるポメラQ&A、50問【前編】」

目次
  1. ポメラについて、Q&A形式でセルフインタビューをやってみた
  2. Q1〜Q10 主にポメラDM100について10の質問
  3. Q11〜Q21 主にポメラDM200をテーマに11の質問
  4. Q22〜Q29 ポメラ何でも質問会、雑談コーナー
  5. まとめ 次回の後編記事ではDM250を取り上げる予定です。

ポメラについて、Q&A形式でセルフインタビューをやってみた

こんにちは、もの書きのkazuma(@kazumawords)です。今年も新年がはじまりましたね。あけましておめでとうございます。

去年を振り返ってみると、「ポメラ」の話題をよく書いていたなあと思います。ブログのカテゴリに「ポメラ」を新設してからは、『kazumawords.com』に訪れる方も増えました。

ところで、皆さんはテキストサイト全盛時代に流行ったこんな質問を覚えておいででしょうか。「管理人に聞く100の質問」。昔はよく自己紹介代わりに、100個の質問についてホームページの管理人が次々と答えていくというページがありました。あれをちょっとやってみたいなと思いまして。

せっかくなので質問をポメラに絞ってお答えしようかなと。セルフインタビューのような形式で、用意した50の質問について答えていきます。ポメラを使っているひとや、これから使ってみたいというひとの参考になれば幸いです。今回の前編記事では、Q1~Q29までを掲載しました。それではさっそく、行ってみましょう。

Q1〜Q10 主にポメラDM100について10の質問

Q1 ポメラを使いはじめたきっかけを教えてください。

A1 僕がポメラを使いはじめたのはDM100の頃からで、きっかけは小説執筆用のデバイスを探していたからです。プロの作家さんも使用されていると伺って、興味を持ちました。

Q2 現在、使用している機種をお答えください。

A2 ポメラDM250のホワイトモデルです。

Q3 ポメラの使用歴は?

A3 僕の初代はDM100で、2016年頃に購入しました。2017年末にDM200を購入し約5年間使用した後、2022年8月の発売直後に現行のDM250を入手しました。いずれもストレートタイプですね。ポメラDM200がいまのところ、一番長く使った機種になります。

Q4 過去に入手した機種はいまもお持ちですか?

A4 いえ、DM100もDM200も、新しい機種を入手したタイミングで友人や知人に譲っています。手元に置いて埃を被るより、使ってもらえる方がポメラの本懐だと思うので、信頼できるひとに託しています。

Q5 DM100についてエピソードがあればどうぞ。

A5 DM100は、僕が初めて手に入れたポメラの機種でストレートタイプになっていたのが購入の決め手でした。キーピッチも十分にあり、これならノートPCと同じように記事が書けると判断しました。元々は小説執筆用に使うつもりでいたのですが、当時に搭載されていたATOKの精度では、小説に使うには難があったので、ブログ用途で使っていましたね。乾電池式だったのがいい思い出です。エネループを使ったり、出先のコンビニで電池を調達して補充したりしました。ポメラを持って行って喫茶店で記事を書くという体験をはじめてしたことを覚えています。

Q6 DM100のよかったことについて教えてください。

A6 DM100のよかった点は、十分な広さのあるキーボードピッチであったこと、乾電池式であったこと、ノートPCよりも携行しやすいサイズ感と重量であったことです。

Q7 DM100のいまひとつ足りなかった点は?

A7 当時、搭載されていたATOKの変換精度に難がありました。僕は小説の公募用に「一太郎」のワープロソフトを使用していましたが、この頃はまだPC版の一太郎の方が遙かに変換精度が高く、Wordの変換(Microsoft IME)にも及ばない程度のものであったと思います。このことから小説での使用を諦め、趣味程度で使えるブログ執筆用に宛てることにしました。

Q8 DM200に乗り換えたタイミングはいつ頃ですか?

A8 DM200に乗り換えたのは、確か2017年の年末頃だったと思います。DM100でストレートタイプのポメラのよさは感じていたので、その性能を引き継いだポメラシリーズは気になっていました。懸念点であったATOKの変換精度が大幅に飛躍したことから、小説用途でも使用できるようになっているのではと判断し、購入に踏み切りました。

Q9 DM100時代にこうだったらよかったのにと思うことはありますか?

A9 DM100にはストラップホールが付いていたのですが、出っ張り部分が気になったので、あれは不要だったんじゃないかと思います。DM200では綺麗な長方形の筐体になったので嬉しいポイントでした。

あとスケルトンモデルが10周年の限定で抽選があったと聞いて、当時は気になっていました。現在ほどポメラ周りの情報が入ってこなかったので、知るのが遅れたんですね。僕はゲームボーイカラーの世代なので、スケルトンと聞くとちょっとテンションが上がりますね。クリアカラーの透明のゲームボーイを持っていました、余談ですが。

Q10 DM100をひとことで言うと、どういうモデルですか?

A10 古き良き乾電池式のポメラ、ストレートタイプのひな形モデル、といったところでしょうか。

Q11〜Q21 主にポメラDM200をテーマに11の質問

Q11 ここからはDM200について伺います。DM200のエピソードについてはどうでしょう?

A11 DM200は一番長く使ったモデルで思い入れがありますね。乾電池式からバッテリー式に変わったのも大きなポイントでした。とくに不具合もなく五年も持ってくれたので、当時の水準で望める執筆マシンとしてはこの上ない出来だったと思います。ノートPCを持ち出す煩わしさがなくなったのが一番よかったのかなと思います。これさえあればどこでも執筆ができる、そういう喜びがありました。図書館の飲食スペースに持ち込んだりしながら文章を書いたり、小説の原稿を見直したりしていました。

Q12 ポメラDM200の発売情報はどこで知りましたか?

A12 DM100でポメラシリーズのよさに気付いて、情報はネットで追いかけていたので、発売時に知っていたと思います。ただ値段が下がるまで待った記憶があります。その間にアルバイトで貯めたお金を用意し、無理なく購入できるタイミングでAmazonから買いました。

注文の履歴を調べると、2017年の12月25日になっていたので、たぶんクリスマスに自分へのご褒美のつもりで買ったんでしょうね。一番いい買い物だったと思います。記録ではポイントなども使って3万円程度で購入したことになっていました。関西人なのでバーゲン買いは伊達ではありません。

Q13 ポメラDM200のよかった点をどうぞ。

A13 DM200はとにかくタフな執筆デバイスだったと思います。DM100時代からのケースに入れて大切に扱っていましたが、色んなところに持ち出したりしているので、よくここまで壊れずに持ってくれたなという印象です。僕はキーボードを叩く癖が強いので、どこかのキーが駄目になったりするかもしれないと思いましたが、大丈夫でした。

変換精度が上がって小説にも使えるようになったのが一番嬉しかったなと思います。小説を書けるようなデバイスなら、おそらく他のどんな文章でも書くことのできるデバイスになると思っているので。初代のDM100はブログ記事専用機になっていましたが、DM200以降はブログ記事と小説の両刀使いになったのが決め手でしたね。

Q14 まだポメラDM200のよさについて話し足りないように見受けられますが。

A14 そうですね。DM200からはアップロード機能が使えるようになって、これがかなり便利だった。DM100の時にはFlashAirという特殊なSDカードを使って昔のevernoteなどにアップしていたんだけど、アップロード機能が付いてからはGmailに送るようになりましたね。

スマホに転送できるようになってからは、完成した文書をGmailに取り込んで、移動中の車内で読み返したりしていました。Gmailはタブレット端末やスマホにもアプリがあるので、実質デバイス間のテキスト共有の役割を果たしていました。

Q15 ポメラDM200の話、まだまだありますよね?

A15 バッテリーの持ちも当時からよかったなと思います。いまはDM250になって満充電で丸一日分なので心強いですが、当時もバッテリー周りでそんなに苦労した思い出がありません。わりと外出前にマメに充電する癖があったからかもしれません。液晶も綺麗でしたね。

Q16 同時期に発売されていたDM30はなぜ見送ったのですか?

A16 DM30の電子ペーパーディスプレイ(E-ink)も目には優しそうなのですが、画面描写のスピードに遅れがあったり、タイピング後にラグが生じたりするのは避けたかったので見送りました。DM30に関しては、観音開きのギミックのあるキーボードは面白いし、コンパクトになっていいなと思いますが、僕はキーボードには安定性を求めているので、一枚板のストレートタイプにこだわった次第です。

Q17 DM200のここは直してほしいという点はありますか?

A17 使っていて不満点は少なかったのですが、辞書機能がもっと充実していれば、と思いました。付属の辞書があるのは便利なので、もっと本格的な辞書を搭載してほしいです。追加料金のオプションで付けられるなら、課金してでも買ったと思います。DM250以降の次世代機での実装を望みます。

Q18 実装して欲しいことはまだありますよね?

A18 もうひとつ欲を言えば、画面サイズです。もう少しディスプレイを広く取って欲しいなと。DM250の改善点と共通はするのですが。

ただ両端に何もない壁のようなアナログなスペースが残っているのは、これはこれでポメラらしさのアイコンなのかなとも思います。iPhoneとかでも最新モデルはホームボタンとベゼルを削っちゃってそれが今風だし合理的だということになっているようですが、余白のようなスペースがあった方が落ち着くということもあるかもですね。

ショートカットキーを書いたシールを自作して、両端に貼って使っている方もいるようなので、この辺は使い手次第ということになるでしょうか。

Q19 ところで、ポメラの外装はカスタマイズする派ですか?

A19 いえ、僕はまったくやりません。小説を書くときに余分な情報が目に入ってくるのがいやなので、余白は余白のままにしています。天板とかにロゴがなくてよかったなと思います。

ただマスキングテープでうまく木目調に変えたりしているひとを見るとお洒落だなと思いますね。DM200は使う期間が長かった分、キズや擦れが目立ったのでそういう工夫をするのはありだなと思いました。

シールでオリジナリティを出しているひともいますね。僕もノートPCの方は木目調のシールを貼っているので、カスタマイズしてオリジナルの一台を作りたい気持ちはよく分かります。

ただ僕はそういう外側にあるものを楽しみつつも、書いた文章のなかにオリジナリティを見つけたいと思います。ポメラは誰かに見せるための道具ではなくて、文章を書くための道具だと思っているので。

Q20 ポメラDM200はいまでも現役で使えると思いますか?

A20 はい、僕はそう思います。実際、変換精度は十分実用的なレベルまで引き上げられていますし、2023年の現在でも執筆に耐えうるマシンだと思っています。

タイピングの静音性では劣りますが、DM200の滑らかなキーボードは打ちやすかったですね。単純なキーボードの打ちやすさだけで見ると、DM200の方が若干有利じゃないかと思います。

DM250からキーの沈み込みが変わって押し込むような形になり、タイピングミスは減ったのですが、タイピングスピードはDM200の方があったと思います。その代わり、DM250では文書の共有方法やバッテリー、ファイルの文字数上限など多くの面でアップデートされました。

DM200は販売終了になって予備に二台目を買った方もいらっしゃると聞いていますが、全然無駄ではないと思いますよ。DM200は携帯型執筆デバイスとしてひとつの完成形まで行ったモデルだと思っています。

僕が友人に譲ったのは、個人的なひとつの儀式みたいにやっていることなので、譲れるひとがいないのであれば、僕は手元に予備として置いたと思います。僕が過去のポメラを渡しているのは文章をそのひとに書いて貰いたいと思ったからです。

Q21 ポメラDM200のキャッチコピーを一言で付けるとするなら?

A21 どこにでも持ち運べる執筆デバイスの完成形、現行でもガシガシ使えるタフな創作の相棒、ですかね。

Q22〜Q29 ポメラ何でも質問会、雑談コーナー

Q22 ポメラDM250について伺います。発売を知ったきっかけは?

A22 ポメラDM250については、発売前にTwitter上のポメラ界隈でリークに近い情報が流れていたんです。技適の登録情報のリストにDM250があって、発売の半年ほど前からDM200の次期モデルについて噂が流れていました。

発売直後の報をTwitterで知って、すぐに公式サイトへ飛びました。限定250台でホワイトモデルが販売されると知って、金額的にはかなり無理をやって捻出したのですが、これを逃したらもう白ポメラを買う機会はないなと思って、購入を決めましたね。

Q23 ポメラ界隈についてはどう思いますか?

A23 ポメラDM100やポメラDM200の頃って、いまのようなポメラ界隈って僕の知る限り、なかったと思うんです。もちろん、DM100のもっと前からポメラシリーズはあったし、掲示板のようなところでは意見が活発に交わされていたようですが。それまでは文芸や創作に関わるコアなファンの間では知られている、ニッチな執筆デバイスとして認識されていたんじゃないですかね。

たぶん現在のように広く浸透しはじめたのはプロの作家さんなどが使っていると公言するようになってきたからじゃないかと思います。有名な方では小説家の羽田圭介さんがいますね。僕もそういうプロ作家が使っていると聞いたことが、ポメラシリーズを購入したそもそものきっかけでした。

Q24 なるほど。そう言えば、ポメラが出てくる漫画もありますよね。

A24 そうですね。オカヤイヅミさんの描かれた漫画「ものするひと」で主人公の杉浦紺が使っています。ポメラが登場する漫画があったことも衝撃でしたが、内容ももの書き向けで、小説を書くひとならかなり面白く刺さるんじゃないでしょうか。ポメラファンの方にもぜひ一読して欲しい漫画ですよね。こういうこともポメラが認知されることに一役買ったと思います。

Q25 ポメラニアン(ポメラユーザーのこと)の印象をどうぞ。

A25 ひとくちにポメラニアンといっても色んなひとがいるなという印象です。小説に限らず、日記などの個人的な内容を綴ったり、考えをまとめるために使われることもあります。作家やライター、脚本家のように仕事で原稿作成に使っているひともいます。

漫才師がネタ帳代わりにしているというのも意外ですがありますね。博多大吉さんが使っていると聞いたことがあります。あと、ブロガーと相性がいいのは言うまでもありません。

カレンダー機能を使ってスケジュール帳代わりにしたり、ポメラというデバイスそのものが好きで、ガジェットとしての情報を発信している方も見受けられます。なかにはポメラを魔改造をしてLinuxを入れ、ネットができるポメラにしているツワモノもいますが、非公式なので推奨はしません。

使い方は本当にそのひと次第といったところですが、僕にとってのポメラは小説やブログの文章を書くための執筆道具です。

Q26 リアルでポメラを使っているひとに会ったことはありますか?

A26 ないんですね、これが。僕がインドア派ということもありますが、一度くらい見掛けてみたい気はします。もの書き会に持って行ったら、周りは皆、MacbookかノートPCなので逆に驚かれました。ポメラでもの書き会をやっているところがあったら行ってみたい気はしますね。

Q27 現在のポメラの活用方法について教えてください。

A27 小説の執筆時の使い方としては、原稿の清書に使います。僕はアナログ派の人間なので小説の原稿はまずノートに手書きします。それからポメラでタイピングしてテキストを移し替えます。このときに単に移し替えるのではなくて、流れがおかしかったり、もっといい表現があるときは書き換えを行っています。手間が掛かるようなんですが、僕にはこのスタイルがしっくりくるので。

確か海外作家のインタビューをまとめた本(うろ覚えだけど、柴田元幸さんが関わっていたと思う)を目にしたのですが、アメリカ文学の作家、ポール・オースターの書き方に似ているなと掲載されていたインタビューを読んで思った印象があります。

ただ僕がオースターと違うのは、彼は最後まで手書きですべての原稿を書き終えてから、タイプライターで清書するっていうところですね。僕はその日のうちに書き終えた分量だけをタイピングで清書していきます。清書するタイミングは大抵は書いた直後だけど、別に翌日に回してもいいことにしている。

清書する箇所が終わったら、その続きから手書きで文章を書く、また清書する、の繰り返しです。一筆書きにやるわけじゃないので、他人よりも単純に倍以上の時間が掛かっていると思う。でもゆっくりやるのが、僕にとっての早い、ということだと思っています。

締め切りに追われる作家ならともかく、小説は出来上がる早さを競うゲームではないので、自分の歩幅を守ることの方が重要なんです。亀みたいな歩みだと言われたってかまいません。創作はどこまで行っても牛歩です。

Q28 ちなみにブログの原稿はどうやって書いていますか?

A28 kazumawords.comに上げる記事や、noteのポメラ日記に書く文章はかなりラフに書いています。ポメラに一筆書きで直打ちですね。実用文やこうやって書くブログの文章は、小説を書くよりも遙かに楽です。同じ文章でも要求されているものが違います。僕がライターをはじめてちょうど一年が経ちましたが、実用文に関してはある程度の型ができているので、ためらいなく打てます。

小説を書くことができるひとは、おそらく他のどんな文章でも読ませることのできる技術を持っていると思います。簡単に言うと応用が利くんですね。

ライターの世界ではよくSEO対策と言われたりしますが、それって結構的外れなことをやってんじゃないかと思ったりします。記事の検索順位を上げるためにはそういうテクニック的な要素も必要かと思いますが、機械的なものに向かって対策を施したところで、アルゴリズムが更新される度に破られてしまいます。

僕はひとに読まれるような文章そのものが書ければ、それが一番のSEO対策じゃないかと思ってブログを運営しています。

Q29 具体的にポメラでネットに記事を上げる手順を教えてください。

A29 ポメラでブログの記事を書き終えたら、「アプリ接続」の機能を使います。DM250から搭載された新機能です。掲載先がブログの場合であれば「Ulysees」というMac・iOS専用のエディタに移します。このエディタはクラウドに自動保存される機能があり、どの端末のデバイスからでも参照することができるようになります。

簡単に言うと、ノートPCのMacbookとタブレットのiPad、スマホのiPhoneのいずれでもすぐにテキストを同期して参照できるということです。そこから文書をコピーして、WordPressの編集画面にペーストし、体裁を整えて記事を出します。

掲載先がnoteである場合は、「ポメラリンク」アプリの共有ボタンを押し、テキストの移管先をnoteに指定して、noteアプリの編集画面で保存します。最後にPCで体裁を整えてからアップロードします。もちろんもっとラフにやりたければ、ポメラとスマホのみでも完結させることができるので、DM250を持っている人はお試しあれ。

まとめ 次回の後編記事ではDM250を取り上げる予定です。

以上がQ1~Q29でした。次回は最新機種のDM250について取り上げたセルフインタビューを掲載する予定です。お楽しみに。

2023/01/13 22:33

kazuma

noteで人気の「ポメラ日記」も公開中です。上記が最新記事です。

スポンサーリンク

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です