「ポメラで書く、ポメラ日記の書き方」
ポメラで日記を書きたい方への記事を書きました。
こんにちは、kazumaです。今日はポメラでの日記の書き方についてご紹介していこうと思います。
ブログのアクセスを見ていると「ポメラ 日記」というキーワードで検索されて訪問してくださっている方がけっこうおられるなあという印象だったので、ポメラ日記の書き方についての記事を書こうと思いまして。
僕がポメラで日記を書くようになったわけ
僕がポメラで日記を付けるようになったのは、DM250という機種を手に入れてからですね。以前のDM200は5年くらい使っていましたが、主に小説執筆やブログ用途で使っていました。日記に使わなかったのは、アップロードの手間が少々掛かったためです。
以前の機種ではポメラで原稿を書いて、Gmailのアドレスにコピーし、そこからさらに飛んでnoteやブログ記事への貼り付けや、エディタへと移さなくてはなりませんでした。
僕はけっこう面倒くさがり屋のところがあるので、習慣づけるのが中々難しく、ブログの更新頻度もいまほど頻繁にアップしているわけではなかったですね。
DM250になってからは「pomera link」の「アプリ接続」が利用できるようになったので、「note」や「Ulysses」といったアプリに直接投稿できるようになっています。
手間が一段階減って、書いたものをすぐネットにアップできるようになったので、公開を前提とした日記を付けるのもわるくないなと思うようになりました。
(ポメラDM250から搭載されている便利な「アプリ接続」機能。「pomera link(ポメラリンク)」アプリと共に使います)
というわけで、今回はポメラで日記を付ける手順について一緒に見ていきましょう。
ポメラ日記の書き方 ①日記を書く目的
もちろん日記ということなので文章を書きます。個人で日記を付けてどこにも公開しないということであれば、単純に日々のことを淡々と綴って、ファイルを保存して終了です。
でも、手書きの日記ではなく、ポメラでタイピングして記録するのであれば公開を前提として日記を書くのもいいかもしれません。
プライベートな個人日記と、読まれることを前提としたポメラ日記
僕は個人の日記と、ポメラで打つ日記は分けています。個人の日記は完全にプライベートなもので、自分だけが読み直すことを目的としています。
なのでタイピングはせず、小さなハードカバーのノートに手書きで書いています。自分のなかで感情をうまくまとめられない時、誰かの益になりそうにない文章は個人の日記に記します。
一方、僕がポメラで書く日記は誰かに読まれることを前提とした日記なので、あまり個人的な内容については書きすぎないようにしています。
(こちらは僕が日記や創作に実際に使っていたハードカバーノート「ロイヒトトゥルム1917」のノートです。僕の短編代表作「ハイライトと十字架」という作品もこのノートで書きました。持ち運びにも便利なA6サイズがおすすめ)
公開するのであれば、読まれることを意識した日記を書いてみよう
僕自身はただの一介のもの書きに過ぎず、芸能人やタレント、人気の投稿者みたいにそのひとそのものに魅力があるというわけではありません。
僕が個人的なことを延々と綴ったところで誰も興味がないんじゃないかと思っています。(日記にさえ書けなかったことは小説に託すようにしています)
その代わりに、来てくれたひとにとって何か創作のヒントになったり、ちょっとした読み物を提供できればと思って、日常の中で見つけたトピックを共有する感じで書いています。
ブログ記事ほどがちがちにテーマを決める必要はなくて、あくまでも日常のなかで話したかったんだけど、話すところがなかったんだよね、というネタを集めて紹介しています。
僕の場合は、ポメラ・創作活動・本にまつわることをフリートークで語る感じですかね。やってみるとわりと楽しいですよ。
話すことよりも書くことが好きなひとは、こういう形で書いてみると発見があります。
アウトプットにもなるので、あとで自分の創作活動のヒントにもなっていたりするんですよね。
日記でも興味のあるジャンルのテーマをゆるく決めておくと、同じ趣味のひとに読まれやすくなります。
ポメラ日記の書き方 ②どこで原稿を書くか
日記を書く目的を決めたら、次は執筆場所探しです。これ結構、ひとによって異なるので、それぞれのポメラスポットを探すことになると思います。
こたつでみかんしながら原稿が進むのであれば、そこがベストポジションです。
リビングのダイニングテーブルや、窓際の机、ちょっとお出かけしてカフェのテーブルが好きっていうひともいるでしょう。
落ち着いてリラックスして原稿を進められるところを探してみてください。
そこが書き手にとっての聖域になります。昔のアメリカの作家にトマス・ウルフっていう作家がいて、彼は原稿を冷蔵庫の上で書いたそうです(ウルフは身長が2メートル近くもある大男でした)。
(トマス・ウルフについてはこの映画が詳しいです。もの書きや小説書きのモチベーションアップにどうぞ)
僕は在宅で家にいる時間がかなり長いので、気分転換に外で書きたくなるときがあって、公園などを巡っています。
20分くらい散歩をして、日記の元になる文章を半分くらい打って、帰ってから書き足したり体裁を整えてポメラ日記を書いています。
文章を打つ場所って文章の内容にも影響を与えるので、なんか流れが悪いな、行き詰まったなという時に場所を変えるのはひとつのテクニックです。
もちろん家の中で書く場所を変えてもよいです。僕はライティング用の机と手書きの創作用の机は分けています。気分によって変えることもあります。
模様替えもいいですね、書くための聖域がなければ部屋のなかに作っちゃいましょう。
僕は壁に向かって書くと落ち着くので、壁際に机をベタ付けして書いています。殺風景な場所の方が案外、文章を思いつきやすいんですよ。
執筆用具以外は置かない机、できれば余計なものが何にもない机を作ると原稿に集中できます。
僕は喫茶店で書くこともありますが、あんまり人の目が多いところでは落ち着かないところがあるので、もし外で書くときはなるべくひとの少ない場所や席を選んだりしています。
なければ、路上のベンチやちょっと寂れた感じの公園で書くこともあります。
ポメラ日記の書き方 ③いつ日記を書くのか
あとは執筆時間ですね。どこで日記を書く時間を取るかです。
日記は書きたいときに書くっていうのが精神衛生上、健全な感じがしますけれど、仕事があったり、家事があったり、なかなか時間が取れなかったりしますよね。
でももし、ほんとうに書きたいなら、一旦どこかで日常の用事やら何やらを放り出す必要があるんです。
おすすめは携帯電話の通信はまるごとシャットアウトして、Wi-Fiごと切断し、ポメラだけ机の上に置いて書きはじめることです。
面倒なら携帯を機内モードにして、袋にでも突っ込んで、机の引き出しの奥に入れます。
事情があって家では無理だというひとはちょっとお散歩、とか適当な理由を付けて、ポメラだけ持ってふらっと出かけてしまうといいです。
そのときにあえてスマホを持って行かないのもありです。夜に30分~45分くらいの時間が取れれば日記は書けます。
元になる原稿さえできてしまえば、あとはスキマ時間を見つけて修正したり、アップロードするところまで持って行けます。
僕は毎週金曜の週末を「お散歩ポメラデー」と名付けて、街歩きしながら書いています。
この金曜日はポメラの日とか週に一日でも決めておくと気兼ねなく取り組みやすくなります。
あとはとりあえず用がなくても外出するときに鞄にポメラを突っ込んでおくと、書く機会が巡ってくるかもしれません。
ちょっと鞄が重くなりますが筋トレと思ってやりましょう。
ポメラ日記の書き方 ④どこに日記を公開するか
さて、こうしてできあがった日記ですが、その日記をどこに公開するかという問題があります。ネット上などで投稿する場所っていくつかあるんですけど、もし読まれることだけを目的とするなら『note』がいいかなと思います。
数あるプラットフォームのなかで、主に文章の投稿先としては、もっともフラットでかつ活気づいているという印象があります。
僕もポメラ日記をnoteで書いて、実際に記事を読んでもらえるという恩恵がありました。
noteはドメインそのものも強い(googleの検索結果に表示されやすい)ですし、ユーザー同士でゆるりと読み合う文化が根付いています。
無料で日記投稿ということであれば、おすすめできる投稿先です。
またnoteアプリを入れておけば、「pomera link」のアプリから、直接noteへ記事を投稿できるのでこれが格段に便利です。DM250ユーザーの方はぜひ一度お試しあれ。
日記をコンテンツとして収益化したいということであれば、僕はWordPressを勧めます。
noteでも人気になれば有料マガジンなどを買ってもらえる可能性がありますが、そこまで行くとほとんどネット上の有名人レベルになってくるので、まだWordPressで雑記ブログとしてはじめた方が収益になりやすいんじゃないかと思います。
WordPressはドメイン代やサーバー代が掛かったり、本格的な運営になってくるので、腰を据えて日記を書いていきたいというひとはWordPress、お試しで日記を公開してみたいひとはnoteがいいんじゃないかと思います。
noteで慣れてきたらWordPressに移るという手もありますし。ご参考までに。
僕の場合はWordPressとnoteを併用しています。運営の割合としては8:2くらいですね。noteで読んでいただけるのも、僕みたいな無名の書き手にとってはありがたいことなので、note出張版としてたまに更新することにしてます。
日記を書いたあとのアップロード手順・おすすめアプリなど
日記をポメラで書いたら、僕はエディタに移しています。
エディタというのは文書編集・保存のためのソフトやアプリで、僕はUlysees(ユリシーズ)というMacのアプリを使っています。
ここにアップするとクラウド上で同期されるので、すぐに他のデバイスでも使用できるようになるんです。
僕はライターなので文章を書く機会が多く、公私ともにお世話になっているアプリです。
Appleユーザーのもの書きにはおすすめのライティングアプリで、これひとつ入れておけば、実用文はほとんど問題ないんじゃないかという感じです。
noteに投稿する場合は、「pomera link」と「note」のアプリをスマートフォンやタブレットに入れてログインした上で、ポメラのメニューを起動します(一番左下のCtrlキーの隣)。
「ツール」→「アプリ接続」を選択し、スマホやタブレットのデバイスにインストールした「pomera link」を起動。
ポメラとデバイスのwi-fiを接続することでDM250に保存したファイルがアプリ上で確認できるようになります。
ここでファイルをタップして「共有」アイコン(□に↑の記号)をタップ。
すると並んでいるアプリの中にnoteアイコンが表示されるのでタップします。
あとは投稿画面で「下書き保存」か「投稿」すれば、note上に一発で表示されます。
WordPressの場合は、エディタなどにテキストをアップロードし、そこからコピーしてWordPressの記事編集画面にペーストします。
見出し設定などを行って体裁を整え、記事を公開するという手順です。
ポメラで日記を書きはじめたらもの書きを名乗っていい
以上がポメラで書く日記の書き方のご紹介でした。
日記といっても立派な表現活動なので、書きはじめたならあなたはもう、もの書きの仲間入りです。
日記文学という言葉もあるくらいですので、ポメラで日記を打って、もの書きを名乗っちゃってください。
いつか小説や創作の話もできるといいですね。そのときはお待ちしております。
参考になる情報は見つかりましたでしょうか。
これからもポメラや創作関係についての記事を書いていきますので、興味がある方や気になる方は「kazumawords.com」のブックマーク登録をお願いします。
記事の拡散なども歓迎です。おすすめのポメラ情報などありましたらコメント欄やTwitter上で受け付けております。
では、今日はこれで。よいポメラライフを。
2022/09/30 21:55
kazuma
おすすめ文具紹介コーナー:ロイヒトトゥルム「ドレグリフル」ボールペン
リンク
恒例の記事末の文具紹介コーナーです。今回、ご紹介する文具はロイヒトトゥルムの「ドレグリフル」というボールペンです。
馴染みのない名前かもしれませんが、記事内でも紹介したハードカバーノートを出しているメーカー「ロイヒトトゥルム」の専用ボールペンです。
ここ最近で、一番買ってよかったボールペンですね。僕は行きつけの文具屋さんで見つけたんですが、書き味も滑らかですし、携帯性に優れています。
色鉛筆のようなレトロなデザインで、後ろのキャップを捻ることによって芯を出す、シンプルな機構です。
芯はパーカータイプのG2リフィルと互換性があります。
ロイヒトトゥルムから販売されているハードカバーノートとカラーリングを合わせることができますので、一緒に揃えると見た目もグッドです。
僕はポメラ散歩のときにも鞄のペンポケットに忍ばせています。ぜひお試しください。