一馬の手記

「ポメラDM250といちポメラニアンのよもやま話」

新型ポメラ、現る。ポメラニアン界隈の激震

どうも、もの書きのkazumaです。昨日、キングジム社のポメラDM250が販売される、という一報が飛び込んできた。長年、新型を待ち侘びてきたポメラユーザー(ポメラニアン)にとっては朗報だ。Twitterのポメラ界隈は大いに盛り上がり、もの書きにとっても興味の尽きない一台として多くのひとがその名を口にした。「ポメラ」はデジタル文具「ポケット・メモ・ライター」として発売され、2008年に初代DM10が発売されてから、早14年。以来、ライターや作家など、文筆業や創作に携わるひとびとから強い支持と注目を集め続けたデバイスだ。そして、2022年に満を持して登場したのが最新機種のDM250である。

もの書きkazumaのポメラ遍歴、よもやま話

僕がポメラのことを知ったのは、2013年頃だったと思う。初めて使った機種はストレートタイプのDM100で、百桁シリーズの原型になったものだ。当時はMacBookAirが全盛期の時代で(いまもそうかもしれないが)、喫茶店で見かけるのはリンゴマークのノートPCだらけだった。僕は当時、お金がなくてMacBookみたいな高級機種は買えなかった記憶がある。予算の範囲内で、代わりに手に入れたのが、ポメラDM100だった。僕はこの少しこじんまりとした、モバイル端末を愛用し、個人的な創作をひっそりと続けてきた。インターネットも繋がらない、ただただテキストを打ち続けるための執筆マシン。もの書きの僕に必要だったのはまさにそれだった。DM100は乾電池式で動いたので、コンビニで買って、都度入れ替えていた。電力消費の関係でいまは廃止になっているみたいだけど、何となくあの裏蓋を開けて入れ替えるのが好きだった。あの頃、僕は喫茶店にDM100を持って行って、ちょっと誇らしげにブログの記事を書いたり、読書の感想などを付けたりしていた。街中でただタイピングする、というだけで嬉しかったりしたものだ。僕は午前中はしがないアルバイト生活を続けながら、帰宅後の夕方から執筆に取り組み、作家のまねごとをして暮らした。何にもなかったけど、文章だけが残っていった。それがよかった。

本格的に小説の執筆に使い始めたのはDM200からだ。DM100はブログなどの実用文を書くことには問題がなかったが、どうしても変換精度に欠けていたので、小説を書くには若干の抵抗があった。趣味で書いているとはいえ、一文字の変換でもイメージが変わってしまうのが文芸の世界だ。たまに変換で自分が思わぬような表現をポメラがしてくれるときがあって、それはそれで面白かったので、昔の小説で何箇所か使ったような記憶がある。あくまでもラッキーな変換なので、いまではもうほとんどやっていないが、そんなアナログチックなところもよかった。DM200からは専用のATOK(ジャストシステム製。ワープロソフト「一太郎」で使用されている日本語変換)の変換機能が強化され、完全に実用レベルになった。プロの小説家でも使用しているひとがいる、と聞いて、僕はDM200を買ったのだ。

現代のワープロ、名機DM200のあとで

DM200は最も長く使ったデバイスで、いま現在も小説を書くために使っている。5年以上使っているので、もう元はとっくに取れているだろう。ポメラがなかったら、僕の書いてきた小説やブログもいまのようになったかはわからないので、そう思うと不思議な感じだ。細かい点を除けば、DM200は文章を書くために必要なものをすべて備えている。いまでも何ら遜色はないので、まだまだ現役、といったところだ。僕はこの機種を潰れるまで使うつもりだったが、そんな矢先にDM250発売の第一報が流れてきた。そのスペックを見る限り、DM200で気になっていた細かい点が修正されており、これはもうもの書きのために生まれてきたモデルなんじゃないかとさえ思っている。

もの書きの視点から見る、新型ポメラDM250のスペック

DM200ではもの書き用途(僕の用途ではとくに小説)で気になっていた点がいくつかあった(それでも些細な点、ぐらいだが)。順に列挙していくと、まずファイルサイズの限界がひとつ。他のもの書きの方が指摘していたが、DM200では1ファイルの限界の文字数が決まっていて、最終的なアップデートで10万字程度まで、と言われていたと思う。僕はいまのところは短編書きに使っているので問題はないが、原稿用紙換算250枚以上の長編を書くひとにとっては、この10万字の壁があったようだ。僕も10万字以上の中長編を一度や二度、書いたことがあるが、単行本を書く作家にとってはわりかし普通の文字数らしいので、この壁が撤廃されたことはもの書きにとって大きな意味を持つに違いない。DM250では倍の20万字までカバーしているので、あなたがドストエフスキーかジェームズ・ジョイスかプルースト、もしくはメフィスト賞作家を目指しているのでなければ、まあ大丈夫だろう。

次にバッテリーの持ち。元々、ポメラDM200のバッテリーはかなり持ちがよく、公称で18時間持つと言われていて、僕もそんなに頻繁に充電した記憶はない。ただ週に1回くらいは充電するので、それが延びてくれればよりストレスフリーになり、持ち出しやすくなると思う。集中して文章を書いたあと、進行の経過をGmailにアップロードする段階でバッテリーが足りないことがよくあった。あと一息足りなかったところをDM250が埋めてくれるとしたらありがたい。バッテリーが24時間持つということは、事実上は丸一日書き続けることが可能だということだ。常に書き続けたいもの書きにとって、これはベストチョイスになるだろう。

DM250では、タイピングが静音化したところも見逃せないポイントだ。自宅内であれば、タイピング音を気にせず使えるが、せっかくの「ポケット・メモ・ライター」なのだから、外でも使ってみたいと思うのがポメラニアンの本懐だろう。公共施設で使用する場合は、どうしても打鍵音を気にして使用を控えるシーンがあると思う。僕もキーはかなり深く押し込んでしまうタイプなので、少しでも静音化されれば気兼ねなく外出時に使えるようになるだろう。欲を言えば図書館で使えるレベルなら最強だ。

最後はバックアップ機能。もの書きにとって何がいちばん怖いかというと、書きかけのデータが破損してなくなることだ。幸い、僕はポメラでは一度も経験していないが、それでもPCでは一部を誤って消してしまったり、画面から文字が飛んだあとを見たこともある。あれだけはほんとうに勘弁してほしい(虚無以外の何ものでもない)と思うので、今回のバックアップ機能でデータの救済措置が取れるようになれば、安心してものを書ける環境を構築できると思う。

新型ポメラ、DM250の予約が開始した──ビッグニュース!

さてさて、そんなもの書きの理想(というかロマンというべきか)が詰まったDM250の予約が昨日から開始している。TLは蜂の巣をつついたような騒ぎで、ポメラニアン界隈には激震が走った。一度はDM250が販売されるというリーク情報が出た直後に、技適認証から消え、ポメラシリーズも販売終了かと危ぶまれていた。僕自身も、次期モデルが販売されないなら、予備がもう一台あった方がいいかと考える頃だった。キングジム社さんの公式Twitterの質問タイムに無粋にも凸してしまったくらいだ。どうも失礼いたしました。

 

お値段は、定価60280円(税込)。決して安くはない、僕の今月の生活費は余裕で吹っ飛ぶレベル。しかし、これは……欲しい。もし手に入れたら、これから何年も使うことはわかっている。ポメラシリーズの百番台のサイクルは約5〜6年くらい。DM100が2011年、DM200が2016年、そしてDM250が2022年。この価格でももの書きなら絶対に元が取れる。しかもホワイトモデルがあるじゃないか……え、250台限定? 全世界で? これひょっとして数時間で売り切れる系のやつ? まだカートに入れるボタンあるけど? しかも5000円相当のおまけが付く?(ソフトケースと画面保護シート) どうしよう?

うーん………………(30分くらい画面の前で唸っている)。

(清水の舞台から飛び降りるつもりで)買います!!

というわけでDM250のホワイトモデルを予約しました。
※現在、ホワイトモデルは既に完売している模様です。

 

予定では月末頃に届くらしいので、到着したらファーストインプレッションの記事をやりたいと思います。

それでは、また!

(いつになくテンションが上がっている)kazuma

P.S. 今日の晩御飯は398円の半額弁当です。美味しかったです(あとは、お察しください)。新型ポメラが届くまでは意地でも生き延びてやろうと思います。

スポンサーリンク

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。