ポメラ
PR

現役ポメラユーザーが答える、ポメラQ&A50問【後編】

kazuma(管理人)
『もの書き暮らし』の記事内には、商品プロモーションを含む場合があります。
目次
  1. 現役ポメラユーザーがポメラについて50の質問に答えてみた。
  2. 主にポメラDM250について10の質問
  3. ポメラ雑談コーナー、何でも質問会【後編】
  4. まとめ ポメラを使えばもの書きが楽しくなる

現役ポメラユーザーがポメラについて50の質問に答えてみた。

もの書きのkazumaです。以前に書いた前編の記事はお楽しみいただけましたでしょうか。

後編では現行のポメラシリーズの最新機種「ポメラDM250」をテーマにお届けします。前編ではQ1~Q29までを答えましたので、後編はQ30~Q50まで用意しました。ぜひ最後まで楽しんでいってください。

主にポメラDM250について10の質問

Q30 DM250を購入した決め手は何でしょうか?

A30 DM200は執筆デバイスとして非常に満足のいく出来だったのですが、DM250ではさらに細かい点でアップデートされていて、僕は執筆環境にはよりベストなものを探していたので、DM250の購入に至りました。

具体的には、バッテリー時間が18時間から24時間(丸一日!)まで増えたこと、文字数の常時表示、静音性の高いキーボード、テキスト共有の簡便さ、などが挙げられます。

Q31 DM250の魅力について教えてください。

A31 もの書き向けのアップデートが非常に多かったことが僕にとっては魅力的でしたね。ファイルの上限文字数が10万字から20万字に増えたことはプロの作家さんにとっても喜ばしいことだったのではないでしょうか。

文字数の常時表示で進捗がわかりやすくなったこともいいポイントです。進み具合が把握できればモチベーションを保ちやすいですし、公募勢にとってもわかりやすい、ユーザーフレンドリーなアップデートだったと思いますね。昔からあるフレーム機能を使えば原稿用紙換算枚数を一発で出せますし。

ブロガーにとってはテキスト共有が簡便になったのがよかったのではと思います。『ポメラリンク』のアプリは非常に便利ですし、人気の投稿プラットフォームである『note』にも直接テキストを流し込めます。

Q32 ホワイトモデルの使用感についてはどうですか?

A32 DM250のホワイトモデルは限定の250台で販売されて、もう手に入らないものなのですが、やっぱり写真で撮影したときに見映えがするなと思いますね。

ホワイトモデルは発売直後のみの販売だったので、値段も定価でぎりぎりまで買うか迷ったところではあるのですが……、世界で250台しかないと思うと、ポメラファンとしてはコレクションの意味でも買う価値はありました。もちろん、棚の中に収めるのではなく、ばりばり使っています。

あと白もオフホワイトというか、優しい色合いの白なので、何となく目が疲れにくく感じたりするんじゃないかなと思います。あくまで気持ちの面ですが。

Q33 過去にお持ちのポメラDM200と比較するとどうでしょう。

A33 DM200って僕は名機だと思っていて、とにかくタフな執筆マシンでした。あれだけ文章を打ったりしたのに不具合がほとんどなかったのは凄いことだと思いますね。ノートPCでも耐用年数が5~6年を越えてくるものって中々ないじゃないですか。

DM250はDM200の正統進化で、できることは増えてます。DM200より機能面で優秀なことは間違いないし、価格面を考慮しなければ僕はDM250を薦めます。

ただDM250は、ちょっと繊細なところもあるモデルなのかなとも思っていて、時々フリーズ現象に遭遇したりすることもあります。もちろんデータは飛ばないし、電源を付け直せばそれで済む話なのですが。

あとホワイトモデルは単純に汚れが付きやすいので、いまから買うひとは普通に通常モデルを買った方が執筆道具としては使いやすいかと思います。なので、白が買えなかったからといって嘆く必要はまったくないと思いますよ。

どこでも持ち運べる書斎として性能を妥協したくないならDM250、金額面がネックだけどポメラシリーズは使ってみたいというひとにはDM200を勧めますね。

ただ今後、ポメラの新モデルが出ないとも限らないので、予算が許せば素直にDM250を買った方が後悔せずに済むと思います。

Q34 ポメラDM250を使っていてよかったことは?

A34 バッテリーが延びてるなというのははっきり感じられます。DM200は6年目に入ろうというときにへたりを感じていたので、それが買い換えるきっかけにもなりました。ちゃんと一回満充電すれば、どこへでも持ち運んで文章を書ける安心感があります。

noteへの記事アップロードがしやすくなっているのもよかった点ですね。更新がスムーズになって「書いて出し」がすぐできるようになっています。おかげさまで「ポメラ日記」も続いております。

あわせて読みたい
ポメラ日記
ポメラ日記

キーボードの静音性も意外に見逃せないポイントですね。僕はDM250を手に入れてから、喫茶店で記事を書く機会が増えたのですが、やっぱりタイピングの音が響くと公共の場ではキーを打つのを控えてしまいやすくなるじゃないですか。

僕みたいにキーボードを強く叩く癖がある人にはDM250はうってつけだと思いますね。キーボードの音で萎縮して使えないシーンは減りますから。学生も講義録に使えていいんじゃないでしょうか。まじめに書いているように見せて好きなこと書いたりね。

Q35 ポメラDM250はどんなひとにおすすめしますか?

A35 やっぱり文芸周りのひとだと思っていますね。これは僕自身がそうだからとも言えますが、日常的に文章を打つ人、もしくは打たざるを得ないひと。そういうひとが買えば、絶対に後悔しない執筆デバイスです。

ノートPCってやれることが多いのはいいんですけど、それが却って妨げになる場合もある。ポメラがあるからノートPCはいらないってことにはならないですけど、既にノートPCを持っている人にとってはポメラは飛び道具みたいに使えるんです。選択肢が増えるというか。

例えばノートPCを外に持って行くのはけっこう重いじゃないですか。1キロほどもあるアルミの塊だから。それを仕事でもないのに、わざわざ喫茶店に持ち込んで開くのはちょっと大げさ過ぎるって感じるひともいるんじゃないですかね。

でもポメラくらいのサイズ感のデバイスなら、喫茶店の狭いテーブルでも省スペースで開けますし、やれることもテキスト入力だけなので作業に集中しやすいんですね。

ポメラの重量も、カバー込みで750gぐらいでしょう。機動性を重視したスリーブケースにすれば、ケース込みのノートPCに比べて400gくらいは浮くんです。それだけ浮けば、文庫本や単行本一冊でも入れるくらいの余裕が生まれますよね。

外でも文章が書けるようになったら、作業も捗りますし、家で息詰まったときのいい気分転換にもなります。実際、僕はポメラを手に入れてから外出の機会が増えたので、ポメラを口実にお散歩してみるのは楽しいですよ。

Q36 他にも勧めるとしたらどんなひとに?

A36 あとは日記を付けるひとにも向いているんじゃないでしょうか。noteでは日常について綴って投稿したりしているひとも多く見受けられます。

ノートPCでやるより気軽に投稿できるので、そういうひとにとってポメラはうってつけのデバイスですね。考えをまとめて記録するのにも向いていますし。カレンダー機能もあるので、手帳としても使えますね。

ブロガーやライターも持っていて損はないデバイスだと思いますね。プロとしてやっているなら、最終的にテキストを編集したりする必要がでてくるので、最後の工程はノートPCになるとは思いますが、ベースとなるテキスト執筆に使えます。

文章を書くことを生業にしているひとたちはたぶん文章を書くことが好きか、何かしら得意なことがあるから書いているという方も多いと思いますので、プライベート用の端末として持っておくといいと思います。

僕自身はないですが、同業者と会う機会があったらちょっとした話のタネになるかもしれません。面白い執筆モバイルであることは確かです。

あとは詩を書いたり、短歌を詠むひとも持っていたら意外に使い道があるのではないかと思います。

ポメラには縦書きが実装されているので、詩はとくに書きやすいかと。僕もお正月の書き初めに詩を書きましたが、noteやSNSにアップロードするのに便利ですね。

あわせて読みたい
詩作「鳥に生まれなかったわたしは」
詩作「鳥に生まれなかったわたしは」

2023年のお正月に書いた詩をnoteにアップしてみました。

Q37 ポメラDM250で、こうだったらよかったのにと思うことは?

A37 執筆デバイスとしてはDM200の頃からほぼ完成形に近いものになっているので実用面ではさして困ることはありません。

強いて言えば、DM200の項で述べたように、辞書機能の強化とディスプレイサイズの拡大を望みますね。

DM250に絞れば、フリーズ現象については電源を入れ直す手間があるので、減らしていただきたいかなと。あとバッテリーが29パーセント以下になったときにアプリ接続が使えなくなるのが不満です。

Q38 ポメラDM250の価格についてはどう思いますか?

A38 僕は発売直後に定価で買ったので6万円はしました。ホワイトモデルでなければ、この額を出すのは渋ったと思います。いま現在はAmazonなどの通販サイトで4万円台になっているので、買い時ではあると思います。以前の機種(DM200)が3万~3万円中盤であったことを考えると、機能面で進化しているので現在の価格なら十分納得できる範囲だと思いますね。

ただ僕は仮に6万円で通常版を買っていたとしても後悔はしなかったです。週の半分以上は触れているデバイスなので、僕にとってはスマートフォンと似たような感覚です。現代のもの書きの必需品に入れてもいいんじゃないかと思いますね。今年で1年目なので、あと3、4年も使っていれば十分に元は取れます。

Q39 ポメラの購入を悩んでいる方にひとこと。

A39 これから文章を書きたい、ものを書いて何か面白いことをやってみたいというひとには「ポメラ」という形から入るのもありだと思います。

僕はこのデバイスを手に入れてから、2年間で2万字~3万字程度の短編小説を7本書いたり、詩を作ったり、WordPressの『kazumawords.com』で50記事、noteで「ポメラ日記」などを30記事以上書くなど、文字通り文章を書く機会が増えました。その結果、在宅のライターとして現在の仕事をしています。

ポメラがなければ、おそらくここまで執筆することはできなかったでしょう。ものを書くことは一生にわたって続けられる趣味なので、ぜひポメラと一緒に書くことを楽しんでみてください。

僕は2017年のクリスマスにポメラを買ったことを後悔してはいません。あのときの選択でちょっと未来が変わったんだと思っています。ポメラはもの書きの人生を変えてくれるかもしれない、そんな夢の詰まったデバイスです。

手に入れればあとはもう書くだけです。もしかすると地球の裏側まで行けるかもしれません。もちろん、想像力で。バッテリーさえ切らさなければ、ホリー・ゴライトリーみたいに玄関ポストに「旅行中(トラヴェリング)」の札を掛けて、アフリカの掘っ立て小屋にでも持って行けます。ポメラとお出かけするのは楽しいですよ。たとえ現実でも、物語の空想のなかでもね。

Q40 ポメラDM250を一言で表すなら?

A40 丸一日無敵の執筆デバイス最新版、どこでも執筆環境が整う、もの書きのひみつ道具「どこでも書斎」。

ポメラ雑談コーナー、何でも質問会【後編】

Q41 最近のお散歩ポメラの行き先は?

A41 最近はライターの事業所へ通うときにポメラも持っていって、お昼休みの休憩中や仕事終わりに書いています。なのでベーカリーのイートインや喫茶店ですかね。喫茶店は最近、ドトールにはまっていて通い詰めです。お気に入りの喫茶店が見つからなくて困っていたのですが、ドトールで解決したなと思います。でも、公園に持って行って書いたりもしますよ。読書しつつ、コーヒーを飲みつつ、公園を散歩してリフレッシュしながら、ポメラで文章を打っています。在宅でこもりがちなので、外出の機会が増えるのはいいことです。

Q42 今年、ポメラを使ってやってみたいことは?

A42 やっぱりいま書いている八作目の原稿を完成させることですね。仕事やブログの更新などの合間を縫ってやっているので、難しさはあるんですが。あとは文芸イベントなんかに参加できたらいいなと思っていて、ポメラを持ち込める場所があったら持って行きたいですね。

公募への応募も第九作目の短編から再開しようかと考えているので、いつかポメラで書いた文章で選考を通過できたらいいなと思います。こっちはおまけ程度というか、あくまでも自分の小説を書くことが僕にとっては大事ですね。

Q43 ポメラDM250以降の次世代機についてはどう思いますか?

A43 DM250が昨年の夏に出たばかりなので、まだそんなに簡単には出てこないんじゃないかなと思っていますね。もし仮に出たとしてもストレートタイプの後継かは分かりませんし、DM250があるので最新機種に飛びつくことはないと思います。

いまの機種でやれるだけやって、その時点で移るだけのメリットがあれば、そのときに買い換えるつもりです。まだ3~4年以上はDM250を使うと思いますね。

未来のことなのでこればっかりは分かりませんが、ポメラシリーズの継続だけは希望しています。SONYの『Type-P』みたいに販売中止にはなって欲しくないですね。

Q44 ポメラで他にやってみたいことはありますか?

A44 以前に何度か『もの書き会』をやっていたグループがあって、ちょこちょこお邪魔したことがあったのですが、気軽に参加できるもの書き会があったらいいだろうなと思っていました。ただコロナ禍でもありますし、場をうまく繋げるひとがちゃんとグループの中にいたので、僕があの役割をやるのはできそうにないなって思います。

コミュニティって難しくて、僕はやっぱりひとりが向いているタイプなんですかね。文学フリマとかに出られたらいいんですけど、こちらはちょっと未定ですね。私家版の短編集を出して一馬書房で売るのをこっそりと今年の目標にしています。

Q45 ポメラカバーについておすすめはありますか?

A45 僕がいまメインで使っているのはホームショッピングさんが販売しているポメラ用のスリーブケースですね。

軽いし、出し入れがスムーズなので機動性を重視するひとはこれを買っておけば間違いないと思いますね。

革職人の渡辺太刀夫氏が手がけたレザーケースということで質感も申し分ないです。個人的にはネイビーレザーのカラーと内装の青が綺麗でよかったですね。

Q46 ポメラはどんな鞄に入れて使っていますか?

A46 ポメラを入れる鞄については結構悩んだんです。横幅がわりとあって、カバー込みだと30㎝以上の入れ口がないと出し入れがスムーズにならないので、なるべく横に大きく開くタイプを選びました。

海外製のものも吟味して、レビュー動画なども見たところ、以前から気になっていたベルロイのベンチャースリングバッグというショルダーバッグを使っています。ベルロイはミニマリスト御用達のブランドとして知られていて、とくにガジェットバッグ関連は強いです。

近いうちに執筆用品のカテゴリーをブログ内に作ってそこで改めて紹介するつもりなのでお楽しみに。

Q47 ノートPCとポメラを両方持ち運ぶことはありますか?

A47 これは、あります。正確に言うと仕事で事業所に出かけていくときだけなのですが。ライターの仕事はポメラだけで完結させることはできず、編集する工程が必要だし、wordの体裁が一般的なので残念ながらノートPCは必要です。重みが増えてしまいますが、こればっかりは仕方ないですね。ポメラでできないこともあると割り切るのは必要です。

仕事用の手持ちバッグにノートPCを入れ、ベルロイのスリングバッグにポメラと手持ちの文庫本などを入れて持って行きます。お昼休憩のときにスリングバッグだけを持って出かけるようにしています。ポメラ専用のバッグを作ってみるとお散歩ポメラがしやすくなるのでおすすめですね。カメラ用にカメラバッグを買うようなものです。

Q48 ポメラの縦書きと横書きは使い分けていますか?

A48 基本的に僕は横書きでやります。小説を書きはじめたのが大学ノートにボールペンで殴り書き、というスタイルだったので横書きには慣れているんですね。ちょうどインターネットが普及しはじめた世代であったことも関わっていると思います。

ただ文章を見直したりするときに縦書きにします。実際に縦にしないとわからないことってけっこうあります。英数字の半角がうまくいってなかったり、変な間が空いていたりすることもあるので。全体のバランスを把握するために、文字のフォントもその時は小さくします。文芸をやるひとなら、一度縦書きにしてチェックするのはみんなやっていることじゃないかな。

Q49 フォントはゴシックか筑紫明朝のどちらですか?

A49 これに関しては好みがありますが、僕は筑紫明朝一択です。ゴシック派には申し訳ないですが、どうしてこんなに綺麗なフォントが用意されているのに使わない手があるのかという感じです。筑紫明朝って昔は一太郎でも有料オプションになるくらいのフォントだったんですよね。確かプレミアム版とかにしか入っていないフォントだったと思います。もの書き勢はいますぐポメラのF7キーを押してください。僕からは以上です。

Q50 一番使うショートカットを教えてください。

A50 ショートカットの類いはあんまり得意じゃないですが、Ctrl+Zでやり直しはよくやります。やり直しできる回数が少ないので、もう少し戻せるといいんですけれどね。

F8の横書きと縦書きの変更もよく使います。縦書きの時はshift+F6でフォントを一段階下げて、小説の全体が見やすくなるようにして確認しています。本の体裁が何となくでも分かるのでこれはおすすめです。

あとは最近になってようやくalt+矢印キーで文末まで移動したり、alt+ctrl+矢印で最初と最後に戻れることを知りました。

忘れがちですが、タイムスタンプ(F2)もいいですね。なんかハンコを押している感があります。ブログの記録などに向いているかと。

まとめ ポメラを使えばもの書きが楽しくなる

ポメラについて僕の知っていることは、この50問のQ&Aでほぼお伝えできたかなと思います。このQ&Aがポメラ購入の際のきっかけになりましたら幸いです。

今後もkazumawords.comではポメラなどの執筆用品や文学周りのものごとについて語りますので、いつでも遊びに来てくださいね。それでは、また。

2023/01/16 21:11

kazuma

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
kazumawords
kazumawords
もの書き/文学ブログ『もの書き暮らし』運営者/ライター
もの書きのkazumaです。文学ブログ「もの書き暮らし」では、小説の執筆に役立つ情報や、文芸作品のブックレビュー、執筆用品の最新レビューをお届けしています。
スポンサーリンク
error: コンテンツのコピー、無断転載は禁止行為です。/DO NOT COPY & DO NOT RE-UPLOAD
記事URLをコピーしました