短編第十一作「スツールのないフルーツバスケット」公開のご案内

短編第十一作を公開する運びとなりました。

今回は、短編作品の公開のお知らせです。
短編第十一作「スツールのないフルーツバスケット」を、2025年9月よりnote・TALESの投稿サイトにて公開しています。
今年の6月に原稿を書き上げ、第三回あたらよ文学賞に応募した作品です。

8月末の一次選考で落選となったため、WEB上で公開する運びとなりました。
応募作を一部改稿した上で、note・TALESの(@kazumawords)ページにて掲載中です。
note版(スツールのないフルーツバスケット)

これまでの短編作品はnoteに掲載してきましたが、今回で11作目(他サイト投稿分を含む)の短編となりました。
はじめは、新しい投稿サイトのTALES(テイルズ)で公開しましたが、noteの方が読み慣れている方もいらっしゃるかと思うので、note版も制作しました。
noteの方はアイキャッチ画像で表紙づくりができるのが、いいですね。
ちなみにアイキャッチ画像は、Canva(キャンバ)というデザインアプリを使用して作っています。
デザイナーでない方も、気軽に表紙作りにチャレンジしたり、フォントなどをこだわることができるので、
Webで文芸活動やブログ、noteでの画像制作用にCanvaを習得するのはおすすめです。
今回の「スツールのないフルーツバスケット」でも、「筑紫Aオールド明朝」というフォントを使って、Canvaのアプリでデザインを自作しています。
フォントについてはこちらの記事でも解説しているので、気になる方はどうぞ。

TALES版(スツールのないフルーツバスケット)

今回は、新しい試みとして小説投稿サイトのTALESにて初投稿しました。
TALESは近々、アプリも実装される予定なので、今後注目が集まりそうな小説投稿サイトです。
noteと連携できるのもいいポイントで、PCのブラウザから閲覧すると、noteのプロフィールからTALESへのリンクボタンが現れます。
noteで作品を公開している方は、TALESでも公開してみると吉です。
僕も過去作品については、TALESにも掲載するか検討しています。
創作大賞をはじめ、
・エンターテインメントの作風で商業化を目指している
・まずはWebで書いてみたい
・いずれWebから応募できるコンテストにチャレンジしたい
・noteと連携しながら投稿したい
という方に向いている小説投稿プラットフォームだと思います。
あとがき
簡単なあとがきを少し。
「スツールのないフルーツバスケット」は、椅子をモチーフにした作品です。
一脚の椅子から話を広げていって、何か面白いことがひとつかふたつ言えないかなと思って作りました。
思い出したのは子どもの頃に座っていた教室の椅子と机、フルーツバスケットという椅子取りゲーム。
ストーリーや主人公の価値観が受け容れられないことがあるかもしれませんが、僕なりに「新しい言い方」を模索して作っていた作品です。
一箇所でも「この言い方はいいな」と思ってもらえれば、作者としては嬉しいです。
書きながら、ホールデン・コールフィールドの語り方が念頭にありました。
言いたいことを言いたい放題に言って、でもほんとうのことはただのひとことも話さずに去っていく。
第三回あたらよ文学賞のテーマは「嘘」でしたが、僕はそういう嘘のつき方がいちばん格好いい嘘だと思っています。
2025/09/12
kazuma