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執筆歴10年のもの書きが厳選、あると便利な執筆グッズ10選

kazuma(管理人)
『もの書き暮らし』の記事内には、商品プロモーションを含む場合があります。

書きはじめた頃の自分に教えたかった、便利な執筆用品

こんにちは、もの書きのkazumaです。今回はこれから小説を書いてみたいという方に向けて、これがあると執筆が捗るよ、という執筆グッズを紹介してみようと思います。

僕が小説を書き始めた頃、周囲には執筆を共にするような仲間はいませんでした。書くための道具をひとつひとつ、吟味しながら選んでいったことを覚えています。

あれから十年が経ち、僕は日中はライターやブロガーとして活動しながら、趣味の小説執筆を楽しんでいます。

前回の記事では、『もの書きに必要な執筆用品をまとめてみた件』と題して、小説の執筆をはじめるための必需品リストを紹介しました。

この記事では、これまでの10年間の執筆経験から、あると便利だった執筆グッズを10個紹介します。僕が昔の自分に「これを使うといいよ!」と教えたかった執筆用品を厳選しました。

これから創作をはじめる方は、よかったら見ていってください。

『執筆歴10年のもの書きが厳選、あると便利な執筆グッズ10選』

『執筆歴10年のもの書きが厳選、あると便利な執筆グッズ10選』のリストはこちらです。

あると便利な執筆グッズ10選

・かばん屋さんの手作り 片面 レザーデスクマット34cm×46.5cm
・オーム電機 LEDタッチライト 卓上デスクランプ
・レイメイ藤井 アンティークブックスタンド M
・BLACKWING 鉛筆削り ワンステップシャープナー
・Shure SE215 SPE アナログ カナルイヤホン
・kindle paperwhite 32GB 広告なし デニムブルー
・ロディア No.13 ラウンドジップケース
・NATIVE UNION Stow Slim Sleeve (MacBookAir スリーブケース)
・ベルロイ Venture Sling 9L(スリングバッグ)
・伊藤屋 ROMEO ボールペンリフィル 1mm 黒

それでは、順を追ってご紹介します。

かばん屋さんの手作り 片面 レザーデスクマット 34cm×46.5cm

小説を書くときに机の上にあるといいのが、デスクマットです。

ノートに手書き派の方は、万年筆や鉛筆、ボールペンなどを使いますよね。

筆記の際はなるべく安定したところで書くのが望ましいのですが、そうしたときに机の上にデスクマットを敷いておくと、筆記がしやすくなります。

これはノートPCやポメラなどでタイピングする場合も同じで、タイプ時に筐体が机の上で滑りにくくなるメリットがあります。

手書き派の方であれば、万年筆のインクの入れ替えの際や、ペン先で机が汚れてしまうアクシデントを防ぐことができます。

あと、机の上にデスクマットがあると、やっぱり書斎の雰囲気が出るのでいいですね。

お気に入りのカラーを選べば、執筆のモチベーションが上がります。僕は青が好きなので、ネイビーにしました。

『かばん屋さんの手作り 片面 レザーデスクマット34cm×46.5cm』は本革製で質感もよく、もう何年も気に入って使っています。

筆記の際に抜群の安定感がありますし、直接、紙を置いて書くときもこのデスクマットがあれば、滑らかに書けます。

ポメラやノートPCでタイプする際にもちょうどよいサイズ感で、枠内にきちんと収まりますので、こだわりのデスクマットをお探しの方におすすめします。

オーム電機 LEDタッチライト 卓上デスクランプ

作家といえば、机の上にナイトランプを点けて夜な夜な執筆している……そんなイメージはありませんか?

実際、夜間での執筆では照明器具が必須ですが、そういうときにちょっと洒落たランプで執筆すると、なかなか味のある雰囲気でものが書けます。

実はこのランプ、僕が一人暮らしをはじめたときにホームセンターで見つけたもので、最近のランプはタッチ式のLEDになっていて実用性も高いです。

ランプのシェードの上に電源マークがあるのですが、ボタンをタップするだけで、「強」「中」「弱」の三段階に光を強めたり、弱めたりできます。

四回タップすると、明かりはオフになります。もう一度タップすると、「強」の明かりが付きます。

クラシックな見た目ながら、実用性が高いデスクランプで、しかも1000円台とコストパフォーマンスのいいランプです。

電源の取り方はAC電源になっているので、コンセントがある場所でのみ使用できます。

シンプルなデスクライトをお求めの方には、『オーム電機 LEDタッチライト 卓上デスクランプ』を勧めます。

色は二種類あってブラウンの他に、ホワイトもありますので、好みに合わせて選んでみてください。

レイメイ藤井 アンティークブックスタンド M

手書きの原稿をタイプしていくときに必須なのが、書見台(ブックスタンド)です。

これがあると、ないとでは原稿の進捗が変わってしまうくらいのものなので、一つ用意することをおすすめします。

手書き原稿ではなく、最初から最後までデジタル派の方であっても、資料を参照するときには書見台があると見やすくなりますし、タブレット端末を置いておくこともできます。

ポメラを使っている方はケースなどに入れたあと、ここに立てかけることもできますので、収納スタンドとしての使い道もあります。

僕は執筆時にはここに手書きのノートを広げてタイプし、終わったらノートやポメラなどをカバーにしまって書見台に置いています。

ディスプレイスタンドにもなりますので、お気に入りの本を飾っておいたり、文芸イベントでの展示用途でも使えます。

木製で鞄に収納できるサイズ、かつ軽量なので、持ち出しも簡単です。僕は一度、もの書き会に参加したときに持っていって重宝しました。

「レイメイ藤井 アンティークブックスタンド M」は、普段の執筆から文芸イベントまでをカバーしてくれるお役立ちグッズになります。

サイズは「S」「M」「L」とありますが、一般的な単行本や大学ノートサイズ(B5)であれば「M」がおすすめ。

BLACKWING ワンステップシャープナー

執筆に鉛筆を使っているもの書きの方もいらっしゃるでしょう。僕も最近は鉛筆でものを書くようになりました。

僕が愛用しているのはBLACKWING602というモデルの復刻版で、実はこの鉛筆の原型となったモデルは、トルーマン・カポーティが愛用していました。

そういうこともあってBLACKWINGの鉛筆を使用しているのですが、このメーカーから出ている、「究極の鉛筆削り」があるんです。

それが『BLACKWING ワンステップシャープナー』です。

この『BLACKWING ワンステップシャープナー』は、一見すると鉛筆削りには見えない六角型のアルミボディで、しっかりと自立することがポイント。

縦でも横でも置いておけるので、置き場所に困りませんし、僕はここにそのまま鉛筆を挿して、鉛筆立てとして使っています。

するとスタンド式の鉛筆立てのように使えるので、さっと取り出したいときに書くことができ、丸くなったら削り、終わったら立てておく。

一連の動作がすべてシャープナーと鉛筆一本で完結するのでとても気に入っています。

ボディにはしっかりとした重みがあり、ちょっとやそっとのことでは傷が付きません。

削り心地も文句なしで、数回、鉛筆を捻るだけで、筆記に最適な角度で削れます。内部のブレードも交換が可能で、長く使っていくことができます。

約3回分まで削り屑を溜めておくことができるので、外出時に鉛筆と一緒に持ち出して筆記することもできます。

これを超える鉛筆削りはもう無いんじゃないかと思えるくらい、完成された製品ですので、他社製の鉛筆をお使いの方も、ぜひ一度試してみてください。

Shure(シュア) SE215(SPE) アナログカナルイヤホン

以前の記事(「HSP/繊細なもの書きさん向け遮音イヤホン」)でもご紹介しました、ShureのSE215(SPE)は、執筆用のイヤホンとしておすすめです。

これからものを書こうとするときに周囲に雑音があると、どうしても集中できないときがありますよね。

僕はこのShureのイヤホンはお守りがわりに持っていて、執筆時に騒音が聞こえてくるときの「いらいら」感を抑えるために使っています。

Shureの最大の特徴は「遮音」で最大「37db(デシベル)」の低減をうたっています。

室内でも隣室のアパートや近所の騒音があることも珍しくないので、そういうときでも執筆のモチベーションを保ちやすくするための工夫として、こうした遮音イヤホンを使ってみるのはいかかでしょう。

「HSP/繊細なもの書きさん向け遮音イヤホン、Shure SE215(SPE)レビュー」
「HSP/繊細なもの書きさん向け遮音イヤホン、Shure SE215(SPE)レビュー」

Kindle paperwhite 32GB

小説を書く、とひとくちに言ってもアウトプットだけでなく、インプットも大切です。

とりわけ電子書籍リーダーとしておすすめなのが、『kindle paperwhite』。

電子書籍の市場として、Amazonの電子書籍は大きな一角を占めており、とりわけ文芸ではkindleがほぼ一強と言っても過言ではないでしょう。

kindleには、単なる電子書籍リーダーとしての使い方だけではなくて、自分の書いた文章を電子書籍の形式として送ると、そのまま本のように読めてしまうという「Send-to-kindle」という機能があります。

また書き手としてもう一つおすすめできる点は、kindleの電子出版をする際に役立つこと。

僕も過去に4冊ほどAmazonで電子出版していますが、個人で手軽に電子出版できるサービスとしてはkindleのほかにはありません。

電子出版すると、読者に本を買ってもらうことで、ロイヤリティの収入が得られます。

Kindle作家として食べていく、というのは相当難しいことですが、なかにはプロ顔負けの力量で一定のロイヤリティを得る方もいます。

電子出版にはじめてトライする方は、自作をAmazonで公開できることと、ちょっとしたお小遣い稼ぎくらいのつもりでやってみると、楽しく作業することができます。

Kindleの電子出版に興味があれば、そのフォーマットに慣れておく意味でも、Kindle paperwhiteの購入を勧めます。

文芸のテキストデータであれば8GBもあれば十分すぎるくらいなのですが、漫画や雑誌、イラストといった資料も込みであれば、32GBがちょうどいいかなと思います。

広告は「広告なし」を選ぶのがポイント。「広告あり」は一見安く見えますが、どう見積もっても手間です。

ネット上にはKindle作家(KDP作家)のコミュニティもありますし、アマチュアとしてさまざまな作品を発表しながら、趣味としての創作を楽しんでいる方もおられます。

Amazonにはkindle unlimited(キンドル・アンリミテッド)という読み放題サービスがあり、大抵のKDP作家の作品は、この月額サービスに入れば読み放題になるので、興味があったらこちらも検討してみてください。

kindle unlimitedは、創作の資料なども揃っていて、実は僕もライター業で普段から使用しているサービスです。

ロディア ラウンドジップケース(ノートカバー)No.16

フランスの文具メーカーとして有名なロディア。オレンジ色のメモブロックを見たことがあるという方も多いかもしれません。

僕は日用の筆記にはロディアを使っていて、とくにNo.16はちょっとした用事や考え事を書き留めておくメモとして重宝しています。

このロディアのラウンドジップケースは、No.16のメモブロックを収納するために作られていますが、実はノートカバーとしても使用することができます。

僕は満寿屋のMONOKAKIノート(N2、A5サイズ)をよく使っているのですが、このノートがぴったり入るのが、ロディアのラウンドジップケース(No.16)なんです。

内部にはペン差しもありますし、ちょっとした小物(しおりやふせんなど)を挟んでおけるポケットもあります。僕はParkerの万年筆をこの外側のポケットの端にクリップで引っ掛けて使っていました。

執筆時にノートカバーを使うことの利点は、ノートが勝手に閉じるのを防ぐ、という意味があります。

また外出時にもラウンドジップでしっかりチャックを閉じてしまえば、そのまま鞄に放り込んでも大丈夫。

僕はわりとずぼらなもの書きなのですが、こうした全面を保護するノートカバーを使えば、ノートそのものが折れ曲がったり、雨やペットボトルの水滴で濡れたりすることを防げます。

最初からNo.16のメモブロックもひとつ付いてくるのでお買い得。

NATIVE UNION Stow slim sleeve(Macbook スリーブケース)

こちらは執筆にMacbookをお使いの方限定となりますが、Macbookの持ち出しが便利になるスリーブケースです。

ネイティブユニオンは英国のガジェットメーカーで、シンプルで無駄のないデザインと、機能性を兼ね備えたAppleガジェットのアクセサリーを多数販売しています。

このスリーブケースの特徴は、入口の開口部がマグネット仕様になっていて、Macbookの取り回しがよくなるメリットがあります。

外出時には、ケースを被せる方も多いかと思いますが、開口部がチャック式になっているものが多く、取り出しの開け閉めがやや面倒です。

そうした時に、Stow Slim Sleeveを使えば、一瞬でMacを取り出して、すぐに収めることができるので、着席や離席の際にも非常にスマートです。

デザインもツートンカラーで、ビジネス用途で使ったり、カジュアルなシーンのどちらにも対応できますし、撥水加工がなされているため、防水もばっちりです。

Macbookのスリーブケースとしてはこれ一択といっていいほど、優れたスリーブケースです。

ベルロイ スリングバッグ ベンチャー 9L

ポメラやノートブックを持って、散策に出かけるときに便利なのが、ベルロイの『スリングバッグ ベンチャー 9L』です。

このバッグは、もともと『ポメラを持ち出せるバッグ』を探していたときに見つけたもので、外で気分転換に文章を書くときにぴったりのバッグです。

ポメラは横幅が約27cm近くあるので、ケース込みだと30cmほどになり、意外と対応しているバッグが少なかったりします。

そうした中で、このスリングバッグは、ポメラの出し入れをまったく妨げずにスマートに収納できます。チャックは両方が開口する珍しいタイプなので、右に引けばいいか、左に引けばいいか迷うこともありません。

創作ノート、ペン、財布、文庫本といった、もの書きの散歩に必要なアイテムをすべてコンパクトに収納できるのがポイントです。

ペン差しがあったり、鍵やスマートフォンを収納しておくポケットなど、内部ポケットが豊富なので、これをショルダーで背負えば両手に何も持たなくていいので楽ちんです。

ベルトも締め付け感が少なくなるよう調整できますし、バッグの幅も収納品に合わせて伸び縮みする仕組みになっており、細かいところまで工夫が行き届いたバッグです。

伊東屋 ROMEO(ロメオ)ボールペンリフィル 1mm

僕は小説を書き始めた頃、百均のボールペンと大学ノートで書いていました。もともとはボールペン派で小説を百円のノートにぐりぐり書き殴っていました。

もう少し大人になったときには、勇気を出して百貨店でパーカーのボールペンを買ったのですが、いつもちょうどいいボールペンのリフィル(交換用替え芯)がなくて困っていました。

パーカーのペン本体そのものの品質は素晴らしいのですが、リフィルはいまひとつ、というところで、色々物色してみたところ、たどり着いたのが伊東屋のロメオでした。

『伊東屋 ロメオ』のリフィルは、ボールペンではあり得ないほどの滑らかさで、インクの終わりまでほぼ掠れることがありません。

書き出すと思わず笑ってしまうほど滑らかな書き心地なので、ボールペン派の方は一度試してみると吉です。

伊東屋の店舗でも販売されていて(店頭に無い場合は店員に尋ねると在庫のストッカーから持ってきてくれることがある)、お近くにある方は立ち寄ってみるといいかもしれません。

僕は長年、ボールペンリフィル難民だったのですが、これで解決しました。

また僕がボールペンでの執筆から万年筆に切り替えたあと、パーカーからゲルインクの書き味に優れたリフィルが販売されるようになりました。

パーカー製にこだわるという方は、こちらのインクも相当優れていますので、よかったら使ってみてください。

インクの滑らかさでいうとロメオが頭ひとつ抜けていますが、パーカーのゲルインクリフィルはクセがなく、スマートな文字を書ける印象です。

まとめ 小説の執筆が捗る文具を見つけてみよう

以上が、「執筆歴10年のもの書きが厳選、あると便利な執筆用品10選」でした。

基本的な執筆用品につきましては、こちらの記事でご紹介しております。併せてご覧ください。

もの書きに必要な執筆用品をまとめてみた件
もの書きに必要な執筆用品をまとめてみた件

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  1. ヒノエンヤ

    おすすめの卓上デスクランプとブックスタンドアンティークを買いました。

    眠りにつく前に読書がしたくても、電灯の光だと眩しすぎて、ベッド周りのライトもいろいろ試していたのですが、今のところ灯の高さと光量が良い感じです。

    レイメイ藤井さんのアンティークじゃないブックスタンドは使っていたのですが、どうも合わなくて…
    良い代替案をいただきました。

    Twitterの方でコメント書こうと思っていたのですが、タイミング的にこちらの方で。

    こちらは素敵な執筆環境とは程遠いですが…とても参考になりました。お礼申し上げます。

    • kazuma(管理人)

      ヒノエンヤさんへ

      コメントありがとうございます。『もの書き暮らし』のブログ記事も読んでくださり、嬉しく思います。

      僕もこの卓上ランプは気に入っていて、かれこれ5、6年くらい使っています。

      ワンタップで調光できて、部屋の明るさに合わせて変えられるのが便利です。

      僕はこれを執筆机に置いて、夜になると部屋の明かりを落として、このランプの灯りだけでものを書いたりします。なかなか味のある雰囲気が出るのでいいですよ。

      LEDですが、暖かい色味なので落ち着いた読書ができるかなと。就寝前の灯りとしてはうってつけだと思います。ときどき夜ふかししてゲームをすることもありますが……。

      書見台は合う、合わないがあったりするので難しいですよね。

      また、おすすめの執筆グッズがあれば、探しておきます。

      kazuma

  2. 匿名

    昨夜は早速紙の本をお供に夜更かししてしまいました。
    楽しい時間を過ごせました。
    ブックスタンド(アンティーク)は軽くて、宅内移動に便利です。

    また良いものがありましたら、是非ご紹介ください。
    楽しみにしています。

  3. ヒノエンヤ

    追伸
    名前入れそびれました…

    • kazuma(管理人)

      卓上ライトやブックスタンドを気に入っていただけたようで何よりです。本やポメラと一緒に夜ふかしを楽しんでください。

      匿名でのコメントでも大丈夫ですよ。お気になさらず。

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